人材開発から人財発掘へ
組織においても社会全体においても、人は誰でも単なる材料ではなく財産だと私は考えています。
それが「人財」という言葉に込めた思いでした。
そして自分自身もまた「人生という長い道のりを切り拓いていく」自分にとっては最大の財産にほかなりません。
大切なことは、その財産も能力も、どこか外にあるのではなく基本的には「既に自分の中にある」ということです。
ゆえに、開発ではなく「発掘」です。
驚異的な確率を超えてこの世に生まれ、いまこうして生きているということは、それ自体が奇跡です。
誰もが宝物のような才能、個性をもっています。
それがまだ光り輝いていないように思えるのは、その存在に気づかずに、自分の脳/考え方にいくつもの重りを抱えてしまっているからです。
その宝物を自ら発掘し、財産へと磨き上げるための研修・講座がアクティブ・ブレイン・プログラム(ABP)です。
※ABPの詳細は「アクティブ・ブレインとは」をご覧ください
挫折・限界・転換
いま多くの人が自信や希望を失いかけています。
他の人と比べて能力が低いとか、どうせやっても無駄だ…やる気が出ないとか…。
実は私もそう思う時期がありました。
大手企業で一生懸命に働き、独立・起業して新たなビジネスを展開し、多くの人と関わる中、コロナ禍や社会情勢の大きなうねりに大きく影響を受け、挫折や失敗を何度も繰り返してきました。
最も大きかったのは[自分の考え方や行動のいたらなさ」。
そして自分の能力に限界を感じ、茫然自失/自己否定する日々が続きました。
そんな時、ABPとの出会いをキッカケにして、私の人生は大きく変わりました。
「限界」だと思っていたのは、私が勝手にそう思い込んでいただけで、よくよく目を開いてみればそんな限界なんてどこにもないということがわかったのです。
自分が感じた感動や気づき、自己肯定感を多くの人に伝えたい、共有したいという強い思いから、私は自らABPの講師になることに挑戦しました。さらに現在は、記憶力に優れた講師に与えられる記憶マイスターと言う称号も得ました。
50代半ばを過ぎてからのことでしたが、自分を信じて取り組むことが出来たことで、年齢は全く問題ではありませんでした。
ヤル気/記憶力/想像力/思考力/集中力
自己肯定感の高まりは、チャレンジ精神やヤル気など意欲の土台となりました。
同時に、記憶力や想像力、創造力、思考力、集中力などの具体的なスキルも飛躍的に向上しました。
たくさんの単語や数字、トランプ52枚の並びなどを一気に憶えてしまうなど、普通の人から見れば驚異的とも思える記憶力も身に付きました。
また一方、見方を変えれば「単語や数字、トランプの並びを憶えたところで何になるのか?ビジネスに直接関係しないのでは?」という意見もあることは重々承知しています。
本質的に最も大切なポイントは、憶える内容が問題なのではありません。
自分を信じて何事にもチャレンジしようという意欲
憶えようとする創意工夫、アイデア
常に学ぼうとする意識と具体的な技術の習得
こういった「意識」と「知識の基盤/技術」を常日頃から整えておくことが大切だと思うのです。
そうした力や実績、ノウハウをもとに、能力・人財発掘のための基地として「ヒトアタマ研究所」を起ち上げました。
これをもって私の人生の集大成・ライフワークに育てたいと考えています。
受講いただくには、勿論、費用がかかります。自分がそうであったように「お金払って参加した甲斐があった!」「選択したことは間違いなかった!」と思って頂ける時間であるように、日々、わたし自身も鍛錬を続けています。
みなさまと、企業研修や個人向け講座などでお会いできることを楽しみにしております。
ヒトアタマ研究所 所長 平木 元基